年上部下の上司
こけマネ
年上部下の上司
コケ蔵
年上部下の上司
こけマネ
年上部下の上司
日々マネジメント業務にいそしむこけマネです。
20代後半から遮二無二マネジメント業務を回してきました。
私が勤める事業所では、ほとんどが一回り、二回り、三回りも年上な部下達ばかりです。
4年間くらいマネジメント業務に携わってきましたが、年上部下をマネジメントするには相当苦戦してきました。
今回は私の経験を踏まえ、年上部下をどのようにマネジメントしてきたかをまとめてみました。
こけマネ
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目次
年上部下とうまくいかなかった原因
こけマネ
反抗的年上部下
反抗的年上部下
こけマネ
そう、年上部下で最も多いこと。それは
反抗的態度…!!
マネジメント1年目はこんなことがしょっちゅうあって、利用者さんの前で小馬鹿にした態度を何度も取られました。
当時の私は叱るのが苦手なので反抗的な態度をとられても叱り返すことができず、めちゃめちゃストレスが溜まってしまい数ヶ月で帯状疱疹を発症しました。
こけマネ
でもですね、散々酷いことが起きようと誰も助けてはくれません。
私の上司に助言を求めたり、泣きつく手もありましたが、それは自分が任せられた仕事ができないと自ら言っているようなものです。
私にはできませんでした。
会社(施設)は保護者ではなく、結果を求めていますからね。
ここまでの私に対する上司の評価は、こんな感じでした。
- 期日がある仕事を仕上げられない。
- 年上部下をマネジメントできない。
- 体調管理ができない。
最悪ですね(笑)
そんな日々を繰り返すうちに、施設の出入り口に立つと急な動悸や目まいに襲われるようになります。
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少し話しがずれてしまいましたが、年上部下とうまくいかなかった原因をいくつか絞ってみました。
・指示された仕事に納得できていない
・年下に指示されるのはプライドが許さない
・年下上司を下に見ていて認めていない
・給料が低いのにわざわざ我慢することがない
個人的には、4つ目の給料が低いのにわざわざ我慢することがない、というのが福祉業界ならではのような気がします。
お給料については何度も取り上げてきていますが安いと思います。
お給料が安いと感じるとですね、仕事のことについても「どうせ給料安いし」って思いがちになるんです。
反抗的年上部下
なんて、どうしてもお金って結びついてしまいやすいです。
だから職場環境と仕事の面白さは、お給料の穴を埋める以上の魅力にしないといけないと思ってきました。
感情の満足度を満たせないことが、年上部下とうまくいかない原因の一つだったんだと思います。
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年上部下への固定観念を打ち砕く
固定観念①:年上だから話が通じる
自分の中にあるこの固定観念を打ち砕くには1年はかかったと思います。
今までの年上部下の中には、組織人として支障が出るレベルの不満、不安、心配ごとを抱える人がいました。
不安などを取り除くのもマネジメントのうちですが、1日の大半をそれに費やし、挙句の果てにはプライベートな時間をも差し出す必要が出てくると苦しかったです。
いくら話をしても堂々巡りで、他の職員も巻き込まれていました。
また、陰口でグループを作る職員も複数いました。これはあるあるですね。
私がマネジメント1年目の頃は、施設内で不満を言い合って結託し、詰め寄られたことがあります。
解決のために話を持ち出しても、不満事が優先して感情論になってしまうため、こちらの話が全く通じませんでした。
こけマネ
解決策としては、相手がいくら年上だろうと、高校生だと思って話すようになると自分の気持ちも落ち着きますのでお勧めです。
マネジメント業務についてから気付けるようになったのですが、年上だけど中身が子どもの大人って現実にたくさんいるんです。
固定観念②:部下だからフォローしてもらえる
マネジメント業務1年目。年上部下に仕事を任せたら、やりたい仕事のみを好きにやる人がいて痛感したことがあります。
その時の私はとんだ勘違いをしていました。
仕事であれば年上だろうと部下は当然上司の指示を聞いて、仕事をまっとうするものだと思っていたことです。
さらには自然と部下は上司のサポートをしてくれるものだと思っていました。
プレイヤーとして、そうやって経験を積んできた私は、そんな固定観念があったのです。
人は感情で動くことの方が多いです。
年下上司が気に食わなければ十分なフォローをもらうことはできません。
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年上部下をマネジメントするポイント
年上部下に気持ち良く働いてもらうポイントは以下の通りです。
ポイント①:年上として敬う態度を本人にも周囲にも見せる(小馬鹿にしない)
当然ですが、年上なんて関係なく単なる部下だと思って関わっていると言動のはしばしから伝わってしまいます。どんな態度をとられてもマネジメントをしなければいけない相手なら、その人用の仮面をかぶって関わるのが大切です。
まずは、1箇所でも敬う部分に焦点をあてて関わってみるといいかもしれません。
ポイント②:仕事外の人生に目を向け教えてもらう
一回り、二回り、三回りも人生の先輩であると、仕事以外の人生観もとても勉強になります。話を聞くうちになぜその人が今のような考え方に至ったのかヒントを掴むことができるかもしれません。
人をマネジメントするなら仕事内は当然ですが、年上になればなるほど仕事から離れた時間も多いわけで、背景を知っているだけでマネジメントのしやすさにつながることがあると思います。
まずは仕事以外の雑談をしましょう。
ポイント③:仕事は臆さずに任せる
苦手な年上部下には仕事を振りづらいですよね。
反抗されることもありましたし、私は辛かったです(笑)
でもビビってちゃいけません。
信頼関係の程度にもよりますが、
「お願いしてもいいですか?」
なんて下手に出てしまうと、お願いしてくる人と頼みを聞いてあげる人という間違った関係になってしまいます。マネジメントはどんな相手であれ仕事を任せて、仕事を回すのが仕事です。
「私がやっておきました」なんてのもNGです。
部下からしたら振られたわけでもない仕事がなくなろうが関係ありませんからね。
ポイント④:情報共有は必ず打ち合わせで行う
なぜならこのブログの最初に書いたように、なかったことにされることがあるからです(笑)
文字として残しておくのも大切ですが、見てなかったとか、そんなの聞いてないなんていうパターンもあります。
仕事の合間やふとした時に大切な話をするのではなく、他職員が集まる打ち合わせの場で情報共有を行いましょう。
特に大切な情報は、相手の名前を読んで注意を向けてハッキリと伝えると効果的でした。
ポイント⑤:否定したくてもスルー
誰でも機嫌が悪いことも、時にはあったりします。
仕事を振っても批判や不満が強くてマネジメント不可な時です。
こちらが怒っても何も変わりません。
仕事にプラスになる意見なら喜んで取り入れますが、それ以外は指示を変えずにスルーしています。
スルーできる気持ちを持ち続けたいですね。
ポイント⑥:年上でもきっちり叱る
年上部下でも、苦情や事故などにつながることは叱っています。
それ以外でも上司を下に見る態度や言動があった時は、周囲のスタッフに見える聞こえるように指摘しています。
冒頭で書いた無視されるような流れであれば、落ち着いた口調で
「さっき無視したように見えて、とても不快だったんですがどうしたんですか。」
と言ったりですね。
返答次第では、そこから叱ります。
私もまだまだですが、叱るスキルは是非とも身につけておきたいスキルですね。
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最高の手のひらステージで踊ってもらおう!
私はコントロールされるのが苦手で、
こけマネ
と感じると極度な拒否感を抱いていました。
様々なスキルを用いて、関係を築こうとしてくる人がいましたが、最近気づいたことがあります。それは、
手のひらで踊らせるのが上手な人は嫌じゃないということに。
スキルを駆使して、相手にわざとやっているかどうか見抜かれるのは大きな問題ではありません。
年上部下から「手のひらで踊らされてるけど楽しいからまあいいか!」と思ってもらえるのがとても大切です。
誰もが踊りたいと思える手のひらステージを作って、年上部下もあなたもポジティブループに入っていきましょう!