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【メリット多数!】|掛け算チームでサービス残業おさらば!

福祉の世界で10年以上働いてきました。

施設では、利用者が楽しめるような季節毎のイベントの企画や、少しでも日常の困ったことを軽減させてあげたい思いから、創意工夫して支援をしている素晴らしいスタッフに数多く出会ってきました。

私も現場にいた頃はワクワクしながら支援していたものです。

しかし、マネージャーになってからは提案を聞いて、ゴーサインを出したり、サポートする側になりました。

そこでよく思うのが、「いい企画(支援)なのにもったいないなぁ」です。

それは複数人いても個人レベルで準備、実施になっているケースが多いからなのかなと思います。

今回は、利用者にとってもメリットが大きい掛け算チームについて考えてみます。

 

掛け算チームって何?

チームワークには足し算と掛け算があると思います。

イメージとしは以下の通りです。

1人の力(50)+1人の力(50)=2人の力(100)=100の成果

 

1人の力(50)+1人の力(50)=2人の力(100)×チームの力2倍=200の成果

同じ人数、力でもチームの力が掛け算されることで、2倍、3倍と差が出ます。

これって最高の結果を出すのにも使えれば、少ない力で達成することにも使えます。

100点の成果を出さなければならない仕事も、チームの掛け算を使えばお互い25の力を出し合えば達成できるということです。

これであれば多忙で最低限の力しか発揮できない状況だとしても、望まれた100点の結果を出すことができます。

福祉の世界は多忙であっという間に業務時間が終わってしまいます。

だからこそ、少ない時間で、捻出できる力で仕事をこなしていかなければサービス残業に突入してしまいます。

 

仕事は就業時間内で終わらせたいね!

コケ蔵

 

ということでざっくりですが掛け算チームのメリットは以下の通りです。

 

上司の予想を超えた仕事ができる可能性がでてくる。

 

限られた時間、力で目標達成できる可能性がでてくる。

 

掛け算ができるチームは何が違うのか

足し算チームと掛け算チームの違いは以下の通りです。

足し算チーム

 

・注意深い職員+注意深い職員など、強みが同じメンバーがチームになっている。

 

・話し合う時間や手段がない。

 

・就業時間外にしか話せる時間がない。

 

・メンバーはチームワークを「なんだかつまらない」と感じている。

 

・メンバーの仲が悪くなっていく。

 

・そもそもメンバーのことをよく知らない。

掛け算チーム

 

・ITが得意、プレゼンが得意などメンバーの強みが異なる。

 

・建設的な話し合いの時間が持てている。

 

・就業時間内に話をする。

 

・メンバーはチームワークを「なんだか楽しい」と感じている。

 

・メンバーの仲が良くなっていく。

 

・メンバーの強みに頼った働きができる。

 

どうすれば掛け算チームにできるのか

掛け算チーム作りのポイントは大きく3つあると思います。

 

・上司を巻き込む。

 

・環境設定を行う。

 

・メンバーとの仲を意図的に深める。

 

チームメンバーを決めるのは、主に上司が多いでしょう。

なので、メンバーを構成する前の時点で、目標を達成するためにどのメンバーが最適なのか、考えを伝えて上司と意見を交えておくことは有効だと思います。

上司は目標を達成してもらいたいわけですし、基本的にはないがしろにはされないはずです。

 

注意

上司は部下を見るのが仕事ですので、操作しようとしてくる部下はすぐに見抜かれます。そのうえでメリット、デメリットを合わせ「お願い」として伝えましょう。

 

環境設定は、やはりパソコンなどのIT機器をいかにチームに組み込めるかだと思います。

まさか議事録、手書きじゃないですよね?

IT機器は、自由な時間を手に入れるために欠かせないものです。

それでもIT機器が苦手という人は、IT機器の取り扱いを得意とする人が職場に1人はいたりしますので、仕事がパソコンなどのIT機器で置き換えられないか聞いてみるのも手だと思います。

人が良ければ設定を手伝ってくれるかもしれません。

お礼はあなたの得意とすることで返してあげればいいと思います。

 

【 福祉 × IT 】|本当に必要? 【 福祉 × IT 】|本当に必要?

 

自分自身のためにも、周りの力を自分の力にすることが必要です。

目標達成のための情報共有をこまめに行ったり、仕事としてチームメンバーと関係を作る力も求められています。

 

【単純接触効果】|職場内のチーム作り

 

チームワークの掛け算は、あなたを守ってくれる

福祉分野の人は、自分を犠牲にするほど尽くしすぎていることが多いです。

一方で、尽くす思いを他者と共有して、1つの力にまとめるのを苦手としている印象があります。

1人でやれば煩わしい思いも減るでしょうし、1人でやることが悪いことではありません。

ただ、1人の力では出せても120%。100点の成果は取れるかもしれませんが、間違いなく体調を崩して長続きしないでしょう。

自分と相手を大切にするためにチームワークを意識するのが大切です。

チームワークで産み出した心の余裕で質の高い支援を産み出していきたいですね。

 

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