「単純接触効果」って聞いたことありますか?
もともとこの言葉、単純接触効果は、ザイオンス効果とも言われています。1963年アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスという方が論文にまとめたらしいですね。
簡単に言ってしまうと人や物に対して繰り返し会ったり触ったりするだけで、どんどん好きになっていくというもの。
コケ蔵
そんな「単純接触効果」について触れてみたいと思います。
目次
単純接触効果って実際使えるの?
結論を言えば、「単純接触効果はマジで効果があるのでおすすめ!」です。
感触としては、就業時間内でももちろん効果がありますが、プライベートの時間まで及ぶと更に効果が高いです。
よくチーム内でトラブルが起きて困っていると
「とにかく(チームメンバーを)飯に連れて行け!」(自腹)
と良く上司に言われていました。
今でこそ新型コロナウイルスの影響で外食が難しいんですが、私もチームをまとめる手法として意識して使っています。
プライベートまで一緒に過ごしていると犬猿の仲のメンバーにトラブルが起きても、最後にはお互い「まぁ、許してやるかな」なんてある程度のところで言い合いが収まるようになっていきます。
コケ蔵
確かに、即効で劇的に良くなるわけではありません。
でも、ただ会う回数や過ごす時間を増やすだけで、言い争いが減る。
つまりはチームの生産性が上がるってことです。
これは、マネジメントする側からしたら使わない手はないと思っています。
効果の程度はどのくらいなの?
コケ蔵
そんなご意見もごもっともです。
これはね、正直効果の限界はあると思います。
会うだけ、一緒に過ごすだけで無限に好印象になったら最強じゃないですか。
改めて調べてみたらピークは10回程度で、その後は変化があまりないらしいです。
私も実感があります。
また、それより何より私の場合は嫌いな人は何回会っても嫌いな感情がぶれなかったです(笑)
だから、自分自身に当てはめると効果の実感なしでした。
上司に「(チームメンバーを)飯連れてけ」なんて言われても、「こんなの効果ないんじゃないの?「嫌いな人は嫌いで変わらないでしょ」って思ってました。「人ってそんなに簡単に気持ち変わらなくない?」みたいな。
ただし、多くのチームで実践してみると自分には効果ないけど、チームメンバーには確かに効果が見られてチームをマネジメントしやすくなることが多かったのも事実です。
効果がある人もいればない人もいる。万能ではないということなんでしょうね。
自分基準で考えちゃダメなんだなって改めて実感しました。
最後に
というわけで、単純接触効果は、効果が高い人、低い人がいると思います。
それでもまずは試してみることが重要だと思います。
合う人にはとっっっても有効ですので、ぜひ意識して会わせる回数を意図的に増やしてみるといいと思います。
自腹でご飯なんて連れていかなくても、みんなで企画して過ごせる時間を確保できたらいいですよね。
早くコロナ落ち着くといいなあ。