私は極度のあがり症です。
人前で話す事があれば
全力疾走した以上にドキドキして心臓が苦しい
頭の中が真っ白になる
「これって(人前で話す状況)夢なんじゃないのかな…」
とかフワフワし始めて今でも冷や汗が出てきます(笑)
これって小学生のときから変わりません。
みんなの前に出ての発表は、本当に苦痛で汗が止まりませんでした。
そんな私が、たった一つ実行しただけで楽になった方法をお伝えしたいと思います。
人前で話すのが苦しい。でも逃げられない。
そんな人の役に立てるかもしれません。
コケ蔵
目次
人前で話すと緊張する人がすべきたった1つのこと
それは、何を伝えたいか自分に問いかけることです。
これだけで劇的に変わります。
少なくとも私はそうでした。
いつも行う流れは以下の通りです。
1.話す前の準備段階で3回以上自分に問いかける。
2.何を伝えたいのか1〜3つにまとめる(おすすめは1つ)
3.本番で使用する資料に、何を伝えたいかメモする
4.話している最中に緊張してきたらメモを見る
目の前の人達に伝えたいことが明確になると劇的に緊張が減ります。
つまり頭の中を緊張より伝えたいことで埋めるということです。
伝えたいこと > 緊張
もちろん冷静なときは伝えたいことを整理しやすいですが、問題は↑の緊張が話すときに大きくなってしまうということです。
緊張 > 伝えたいこと
冷静なときは割と伝えたいことが出てきますが、それを人前で話しているときでも見失わないかが大切です。
そこで、手元に資料があれば書き残しておくことがとても有効です。
緊張の割合が大きくなってきても、負けじと伝えたい思いを再度大きくさせることができる唯一の方法が、外部から刺激を入れてもらうことだからです。
文字でなくても、協力者がいれば手伝ってもらっても良いと思います。
伝えたいことを共有した協力者に、聴衆の中で大きく頷いてもらうようお願いしておいて発表中に見る。
同じチームとして話すなら、伝えたいことをまとめたキーワードを言ってもらいサポートを受ける。
など場面に応じていろいろあるかもしれません。
いつも私は緊張が先走ってしまうことが多かったので、自分に問いかけて整理しておくだけでも劇的に不安が減少しました。
緊張しちゃう原因
そもそも緊張しちゃう原因を考えると昔の失敗経験から、今度も多分失敗するのではと思ってしまうからかもしれません。
昔を振り返ると小学校高学年くらいから人目を気にするようになってきたと思います。
私にとっての緊張の始まりですね。
緊張によって自信を失ってしまう体験を繰り返す内に、以下のように人前で話すことが不安になってきました。
・「またうまく説明できなかったらどうしよう」
・「汗が止まらなくなったらどうしよう」
・「逃げ出すことができないから完璧にしなきゃ」
・「資料はできたけど、資料通り話せるかな…」
人前で話す機会があるごとに、「次もきっと…」と思っていました。
繰り返す不安や失敗から逃れようと資料を作り込んでも、ただ資料を読み上げていてはまったく伝わらないプレゼンになってしまいます。隅々までミスなく読もうとすると、敏感に聞き手に伝わって白けてしまいます。
それではこの悪循環から逃れられません。
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真面目な人ほど、人前で話す機会が多い
コケ蔵
私の仕事は介護の現場から始まりましたが、一対一の関わりは楽しくて一生懸命に仕事に取り組めてきました。
あがり症なのも忘れてしまうくらい楽しく過ごしていました。
それが今は話す機会に吸い寄せられています。
楽しく現場の仕事をすればするほど、上司から評価されたりします(嬉しいことなのですが)
まあ嫌々仕事している人は評価されませんよね。
なので現場で数年楽しく成果を出した仕事をしていると、
・人前で施設紹介の一部を担当して話をしてほしい
・実習生達の前で、担当している仕事について20分程話をしてほしい
・法人の研修担当として企画、進行してほしい
など人前で話す業務が発生していきます。
これは当然の流れで、20代初めの頃は説明や研修を受ける側でずっといられると思っていましたが、段々と伝える側に移り変わっていくものなので避けることはできません。
特に真面目に成果を出す仕事をするタイプの人は早めに声がかかっていきます。
苦手なことを断っても良いと思いますが、断りづらい人は犠牲になりますね(私を含め)
出世を考えている人は業務を断るのは基本なしですし、ここが苦しいところですよね。分かっていながら自ら茨の道を進むような。
私は、人前で話す機会が増えて数年たった今でも基本的に話すことは苦手です。
ただ、今の施設が好きなのと立場上、人前で話さなければいけない状況は続きますので、せっかくなら楽しんで人前で話してみたいと思っています。
伝わると気持ちが良い
本来自分の考えを整理して伝えることは気持ちが良いことです。
人前で話すのが苦手な人は、まずたった一度で良いので伝えれらた高揚感を味わうことが大切だと思います。
私は数年前に初めて自分の施設紹介を最初から最後まで取り仕切ることができました。
その日の帰り道、夕方で西日がさす中、清々しく帰れたことを今でもはっきりと覚えています。
この感覚を味わってしまえば、一歩踏み出した勢いで好循環に場数を踏むことができます。
あなたの中にしかない伝えたいことを磨きあげ、人前で話す時の軸を見つけましょう。
極度に緊張しても、一つの軸なら忘れにくいですし、忘れてしまっても思い出す術があればきっとあなたを支えてくれます。
私も修行中ですが、こんな私でも少しは達成感を感じるくらいにはなれますので、きっとみなさんもできると思います。