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【福祉マネージャーの葛藤】|本音を叫べ!

施設のマネージャーの立場になって5年。

正直言って、当初は心から望んだ役職ではなかったこともあって、なかなか仕事にやりがいを見いだすには時間もかかったし、今でも自分を納得させるような言葉を言い聞かせている時がある。

今回なぜマネージャーの葛藤を取り上げたかというと、最近私が現場にいた時に関わった人物に「コケキッチにあの時会って一緒に描いた絵を今でも持ってるよ。この施設でコケキッチにみてもらえたら最高だね」と言ってもらったのだ。

ああ、この感じ‥懐かしい。

そう、私はクライエントとかかわりたいのだ。

普段は言えない福祉マネージャーの本音をブログで叫ぶぞ!

感謝を言われない!

私の口癖は「ありがとう」で、言う回数では私が施設で一番だと自負している。「ありがとう」は、ポジティブな言葉で自分も前向きにさせるし、相手にもエネルギーを与えるから大好きな言葉だ。

ただマネージャーになると、直接クライエントから感謝を言われる事は激減した‥。直接かかわる機会が減っているのだから当然なんだけど。

今は代わって、職員が不満なく過ごせる工夫を凝らしたり、支援にあたるスキルを丁寧に教えたり、悩みに対して助言したりする事で、回り回ってクライエントを助けるといった、いわば裏方に徹している。

こうすることで、プレイヤーがクライエントと円満に関わって笑顔で過ごせる関係を築くができる。

それが、マネージャーとしての感謝の味わい方なのだ。

と、自分に言い聞かせてきた。

概ねそれで正しいと思っている。

だけどね、本音を言えば直接言われたいのよ。

立場上絶対言わないけどね。

一日中パソコン三昧!

プレイヤーがクライエントに関わっている時は、ひたすらパソコン作業がメイン‥おかげでブラインドタッチができるようになった程パソコンに触っている。

会議、打ち合わせ、書類作成、スケジュール調整、メール対応、パソコン全般対応などなど。

ITスキルがメキメキついていく事は嬉しい!これも、それらのスキルが遠回りでクライエントを助けることにつながっていることを理解しているからだ。

が、できるようになればなるほどそういった仕事が増えていく。

以前も記事に書いたが、福祉業界ってITスキルを苦手としている人が多くて、少し理解できているくらいでどんどん声をかけられる。

IT分野は君に任せた!みたいな状況だから嬉しいんだけどね!

【 福祉 × IT 】|本当に必要?

プレイヤーが羨ましい!

とにかくクライエントに直接支援できるのが羨ましい!

わかってる。マネージャーがプレイヤーを務めるなんて、任せられた仕事に100%で応えられないってことだって。

わかってるんだよ。わかってるだけども‥この腑に落とせない感じ!

やりがいに繋がる喜びは、クライエントとのかかわりの中で生まれると思う。

自分がプレイヤーの時に感じた喜びを、今みんな感じているんだな。って自ら納得させている。

それでもマネージャーを選ぶ理由!

なんだかんだ本音を叫んだが、それでも私はマネージャーを選ぶ。

なぜなら、こんなグダグダ本音を言いながらもマネージャーであることが、結果的に多くのクライエントの幸せを叶える近道だと知っているからだ。

プレイヤーであれば担当としてかかわれるクライエントの数は限られている。

でも、マネージャーであればスタッフへのマネジメントを通して、直接支援を行うよりも数倍のクライエントに自分の考えた支援を行う事ができるはずだ。

プレイヤーが直接かかわれるのは、せいぜい1日のうち数人だが、これが1日数十人の支援ができると言えばどうだろう。マネージャーの力にドキドキしてこないかな?(私だけか?)

今日もコツコツ縁の下の力持ちを、ニヤニヤしながら楽しむとしよう。

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