働きながら資格を取得を目指す人っていますよね。
私も働きながら時間を捻出していくつか資格を手に入れることができました。
「社会福祉士」もその一つです。
正確には、福祉系大学に4年在籍しての受験結果が「不合格」だったため、働きながら勉強を進めていました。
資格取得に向けて、1から相談業務で実務経験を積んで養成施設に通ったなどではありませんが、介護現場で働きながら勉強を積み、合格を手に入れた経験について少し触れてみたいと思います。
結果、社会人1年目で社会福祉士に合格することができました。
目次
社会福祉士ってなに?
主に福祉全般で相談業務に従事する職員をさすことが多いと思います。
福祉施設を利用したいと訪れた方々への説明や利用手続き、他機関他職種との連絡調整をするなど業務は幅広いです。幅広いがゆえに知識がかなり求められます(汗)相談業務と介護などの生活支援を兼務している方も多いです。
社会福祉士は、医療ソーシャルワーカー、スクールソーシャルワーカーの職種があるなど、福祉分野だけでなく医療・教育分野でも必要とされている資格だと思います。
また、国家試験の合格率の低さ(例年30%程度)から、社会福祉士を取得すると周りから一目置かれるようになったりします。
就職場所にもよるけど資格手当で月3万円ついたこともあったので、給料面でも見逃せない資格の一つですね。
資格取得ルート
改めて調べてみたら資格受験のルートは12通りもありました。
ちなみに私は福祉系大学4年+指定科目履修のコース。
詳しくは、公益財団法人社会福祉復興・試験センターのリンク貼らせていただきます!
就職に有利になるの?
私の主観になってしまいますが、大きい病院や施設、社会福祉協議会などでは募集が少ない印象があります。
昔、社会福祉協議会を受けましたが1名募集に50人近く来てて採用にはかなり狭き門でした‥。
よく考えれば、社会福祉士のような相談業務担当者って1施設に数人いれば足りるんだろうし、なかなか席が少ない、もしくは空かないのでは?と思いました。
社会福祉士は名称独占ですが、資格を取得していることが求人応募の条件になっていることも多くなってきました。
受験者みんなが社会福祉士を取得しているなら、数少ない席を取り合うには、周りより実務経験などアピールできることがないとなかなか難しいんじゃないでしょうか。
また、私が働いていた施設では相談員が退職すると、現場にいる支援員(社会福祉士持ち)が何人もいて持ち上がりで相談員になるケースが多かったです。
そりゃ外部に相談員の募集が出ないわけです‥。
一方で中小規模の施設では社会福祉士を持ったスタッフが少ないのか、相談員の募集はチラホラと見る事があります。社会福祉士の専門性を身につけたいという人は、まず実務経験を積むことを最優先に選んでみても良いかもしれません。
実務経験+社会福祉士の専門性を学び続ける姿勢など+αを積み重ね、アピールできる付加価値を付けてから希望する施設に転職することが一番近道なように感じます。
その他にも社会福祉士は、施設にいることで福祉の専門性が高いと評価され加算がつくことがあります。
施設としては、そんな人材が欲しいでしょうし資格無しよりはやはり断然就職に強いですよね。
私の勉強方法
試験の内容や最近の合格率の推移などは、ネット上に情報が溢れているので割愛します。
社会福祉士の出題範囲は本当に広すぎる!と感じながらもなんとか頭に押し込んでいたが、今はもう記憶がおぼろげです‥。
勉強は無駄ではなかった!ですが、10年も経つと自分が所属してきた分野しかわからなくなっても仕方ないような気がします(勉強不足の言い訳)
まあそれは置いておいて、
働き始めた私の場合、社会福祉士の試験本番4ヶ月前から本格的に学習モードに入りました。
半年以上前から資格勉強を始める人もいますが、私には合いませんでした。
なんと言っても社会福祉士は範囲が広いために早く取り組みすぎても忘れてしまいやすいのと、長期間はモチベーションが続かないというのが大きかったです。
なので、私にとって8割程度の力で試験まで駆け抜けられるだろう4ヶ月という最低限の期間を設定することが合格の大きな要因だったように思えます。
4ヶ月間、毎朝30分、昼休み休憩1時間、帰宅後30分が毎日の学習ルーティンでした。
そんな調子で、試験4ヶ月前から過去問5年分+最新のワーク一冊読み込んだあたりから合格点に届くようになってきていました。
試験の詳細を分析するのも大切ですが、それ以前に毎日継続する学習習慣をつけることが何より効果的だったと思います。
最後に
高校3年生の頃、図書室で将来何をしたいか考えていたとき、ソーシャルワークの本をたまたま見つけました。
社会福祉士という職業を知るにつれて、直感的に「人の役に立つ仕事をしたい」と思ったのが福祉の道を歩む最初のきっかけだったと思います。
もしかしたら人付き合いが苦手だった自分が社会福祉士という相談業務に憧れを感じたのかもしれません。
結果的に、福祉の世界に入ると人の役に立つ職種は、社会福祉士に限られたことではないんだと知れたし、この面白い福祉の世界に連れてきてくれた社会福祉士という存在には本当に感謝しています。