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【施設長は働かない!?】|「施設長暇なの?」と言われたい理由

コケ蔵

「うちの上司はいつも暇なのかな…?」なんて思ったことありませんか?

2021年度は3年に1度の報酬改定が行われており、スタッフの体制や改定内容の確認などでバタバタと過ごしていたコケ蔵です。

出勤してから退勤するまで自称猛烈に働いていました。

自称というのも、周りのスタッフからは

「コケ蔵さん、働いているのか!?実は暇なんじゃないの??」

と思われていると思うからです。

今日は、私の経験談ながらなぜ働いていないように見える上司が生まれるのかまとめてみました。

 

コケ蔵

働かない人」ではなく、「働いていないように見える上司」のお話です。

 

「働かない上司」と「働いていないように見える上司」

今回は、働いていないように見える上司の話ですが、本当に働かない上司も世の中にいるのでしょう。

大学生の頃、大手のスーパーで店頭に商品を出す品出しのアルバイトをしていたときの話です。

店長はいつもニコニコで冗談を言って店内を回っているような人でした。

「コケ蔵くん!今日もオレ、いっぱい働いちゃおうかな!♪」

なんて、一見人当たりが良さそうな人で、悪い気はしていなかったのですが、言葉が軽く私から見て仕事をしているようには感じていませんでした。

そんなある日、大量に運び込まれた商品を店内に運び入れなければいけないことがありました。

複数人で協力してヘロヘロになりながら店内に運び入れたんですね。

そしたら奥の事務所から店長がやってきて、大量の運び込まれた品をバックに

「これ全部私が一人で(店内に)運び入れたんだよ〜!いやあ大変だったね!」

と事情を知らないレジ締めが終わって帰宅する女性陣を捕まえて話をしていました。

たまたま見聞きしていた私からは冗談に取れないような言い回しでしたね。

そこには、部下の手柄を奪う店長の姿がくっきりと目に焼きつきました。

私は我慢できずその場で

「店長何も運び入れしてませんでしたよね?」

と言ったことで、その後目をつけられるようになってしまいましたが。

私が初めて出会った「働かない上司」は、部下が出した成果を奪う上司でした。

一方「働かないように見える上司」は、部下の成果は決して奪わず、むしろサポートしてくれる人なのかなと思っています。

 

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暇そうに見せるのも仕事のうち?

私は

「あの施設長いつも暇そうにしてるな〜」

と思ってもらうことを目標にしています。

だって、バタバタと仕事している人に「相談しよう!」と思う人は少ないんじゃないかと思うからです。

暇そうに見せることで自然と施設内の情報が集まったり相談されやすくなります。

「暇そうに見せる」というのは仕事サボってるんじゃないかと思われがちですが、大切なスキルなのですね。

 

コケ蔵

「忙しい〜」とか「仕事でいっぱいいっぱいだ」なんて口が裂けても言いません!

 

最近では報酬改定や新人教育でバタバタとしていて内心「とんでもない仕事量だ(汗)」なんて焦っていた状況ですが、

「コケ蔵さん仕事大変そうですね」

なんてスタッフから言われても意地でも

「全然(暇)だよ!!何か手伝う?」

と答えていました。

そうすると

「なら、この前の話の件についてご相談があるんですが…」

なんて話が進展していったりします。

施設長が多忙をアピールしても損しか生まれないのを実感してきました。

「暇」を見せるのも仕事を上手に進める仕事のスキルではないでしょうか。

私が見てきた経営者や施設長たちで忙しい様子を見せたり、話しかけないでほしい雰囲気をかもし出している人は一人もいませんでした。

 

 

施設長(上司)の役割ってなんなのよ?

上司の役割ってなんでしょう。

施設長になる前は、この問いにまともに答えることができなかった思います。

答えられたとしても、

「上司は部下の誰よりも仕事をこなすことができる」

 

「上司は部下を教育して当たり前」

 

「一日中誰よりも慌ただしく過ごす人」

なんてことを答えていたでしょう。

これを合っているという人もいれば、合っていないという人もいるでしょう。

少なくとも私は施設長になった当初この考えが根本にあったがゆえに、家族との時間や体調やら部下の信頼やら何から失うものが多かったと思います。

上司だって人間ですから気分や体調に影響されることも多少はあると思います。

仕事を詰め仕込んでいては部下に仕事を教えてあげる時間がないのも当然です。

仕事量だって人間の能力以上の量をこなすことは難しいです。

それなのに急なトラブルへの対応や、新しい発想が求められたりします。

なので施設長(上司)の役割に徹するために、「余裕を確保する」というのが必須でした。

現在は下記の通りに考えが変わっています。

 

仕事のほとんどは部下に任せることができる

 

人として非常識な部下とは距離を置く

 

スタッフの誰よりも暇な時間を過ごす

 

暇な時間をスタッフのために使う

 

パンパンに膨らんだ風船はいつ割れてもおかしくありません。

私自身「余裕を確保する」必要があるのに気づいたのは、施設長2年目あたりからです。

そんな当事者ですら分かっていないのですから、部下たちのほとんどは施設長(上司)の役割を的確に捉えることは難しいでしょう。素晴らしく察する人も中にはいるのでしょうが間違いなく少数派だと思います。

よく私の上司が

「椅子(役職)に座ったことがない人は絶対に理解できないわ」

と言っていました。

実際の上司の椅子には座れますがね(笑)

今まで複数人の部下を持ってきましたが、その中に1人管理職の経験者がいました。

その方の動きや考え方はやっぱり他のスタッフとは違っていて、私は精神面でも実際の業務場面でも相当助けられたと思います。

 

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思えばあれは役職という椅子に座ったことがある人だったからなのかなと思います。

職場での施設長(上司)の人数は少ないですよね。

それだけ孤独になりやすく、周りからも役割が見えづらく理解されにくくなってしまうものなのでしょう。

余裕(暇)を確保することは上司にとって大切ですし、私はそのおかげで好循環を生むことができたと思っています。

 

 

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