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【面接で何が見られてる?】|転職が多いと有利になるは本当か

コケ蔵

転職が多いと就職に有利って聞いたけど、本当なのかな?

私は福祉業界で働き、マネージャー業務につくと同時に入職希望者の面接官をしてきました。

ここ5年くらい見ず知らずの人達が、施設でやっていけるかどうか面接で判断しています(最終的に判断するのは経営者です)

人を評価したりするのは好きではないのですが、入職希望者がいれば「この人をお金を出して雇うべきかどうか」は誰かが判断しなければなりません。

最近、本やニュースで転職が多いと就職に有利なんて話をちらほら見かけます。

福祉の世界でも転職が多い方が有利なのか?

はたまた不利なのか?

そこらへんを含め、面接官がどのようなところを見ているかまとめて見ました。

 

注意

完全私の職場、私の主観での話しですのでご了承ください。

 

転職が多いと有利は本当?

まずタイトルにもある転職が多いと有利なのか…。

福祉業界にいる私の経験上では、

不利になっているケースが多いです。

というのも

今の施設ではクライエントとの関わりが多いので、関係を築いていける人物かを重視しています。数ヶ月で辞められてしまっては、クライエントとの関係作りができないのではないかとマイナスな印象になってしまうことがあります。

ここ数年、私が勤める法人ではスタッフの入れ替わりがとても多くなってきた傾向があります。

経営陣の本音としてはうんざりしているという話もよく聞きます。

技術を持っているけど数ヶ月でやめる人より、技術がなくても一つの場所で経験を積んできた人が選ばれやすいです。「技術がなくても居続けてくれさえすれば育てられます」といった理由だそうです。

私が勤める法人では、今まで責任者の募集は特にしてきませんでした。

私の主観でしかないのですが、面接で一度しか話したことのない人に一施設を任せるということは何のツテもなければ難しいのではないでしょうか。

もちろんサービス管理責任者になるには資格も必要になりますので、施設の立ち上げ、責任者が辞めるなどタイミングが合えば採用されるとは思います。

転職を繰り返すのが悪いことではありません。

転職を通して経験した知識を活かせる説明と実践ができるのなら有効でしょう。

しかし、技術よりも長く務めてきた経験がある人の方が加点されやすいのも事実です。

 

履歴書で見ているポイントとは

保有している資格だったり、今までの職務経歴も見ていますが、内容よりもまずその人がどのくらい丁寧に履歴書を仕上げたかを見ています。

今まで書類選考で引っかかる人達は以下のような書類を提出されてきました。

・顔写真が白黒のコピーだった

・履歴書にシミがある(食べ物?)

などなど。

基本的に書類選考は通ることが多いのですが、書類をお粗末にしている人はひっかかります。

というかシミがついた書類はめくりたくなくなるのでダメでしょう(笑)

これネタじゃなくて、極たま〜にですが本当に送られてきました。

 

電話で印象を操作する

面接の日程調整はメールもありますが、電話もあります。

電話をかけてくるのは人事担当の人だったりしますが、ここで印象が良かったか悪かったかは面接官に共有されていると思った方がいいです。

 

連絡をとる職員に悪印象を残すと、面接時にどんなに高得点でも

「裏表の差が大きい人なのかな?」

と疑問を残すことになってしまいます。

 

逆に電話担当から好印象だった話を聞いていると、面接時に多少気になる部分があっても

「緊張していたのかな?」

程度に収まったりします。

 

電話担当も面接官の一人と思って気を抜かずに対応した方が良いでしょう。

 

コケ蔵

電話は良い印象、悪い印象を与えてしまいます。上手に使えば好印象の先手を打つのに有効ですね。

 

メールでは文章や言い回しを見ていますが、今はネットで調べればテンプレートがいくらでも出てくるので面接の参考にはしていません。

 

面接官への好印象だけでは足りない

面接の際はいろんな質問がありますね。

そこをかいくぐって、自分の魅力を面接官にアピールしていきます。

ただ、面接官への印象は当然大切なのですが、面接官は現場のスタッフ、クライエントと上手に付き合っていけるかコミュニケーション力を見ています。

現場のスタッフとチームワークがとれるかどうかは、かなり敏感だったりします。

先に述べたように、スタッフの入れ替わりが多い福祉業界では、頻繁に変わる職員をまとめられる人物(うまくやっていける人物)を求めてたりします。

 

【30代マネージャーになって求められた】|「なんとかなる」でいられない理由

 

また、30代、40代になってくると小集団をまとめる力があるかも見られてきます。

ここで

「以前の職場でスタッフと分かり合えなくてやっていけないと感じました」

「こちらは自分のやりたいことに徹することができそうな職場だと思いました」

なんて話が出ると会話が盛り上がって面接官の印象が良くても、難しい結果になるでしょう。

もちろん人には合う合わないが必ずあるのですが、面接官はどこかでこの人ならうまくやっていけるかもと求めてしまったりしています。

求められている役割が何なのかを洗い出して、面接中も見失わないようにしなければなりませんね。

 

福祉の世界で転職するということ

福祉の世界では短期間で現場の経験を積み、転職を繰り返して給料アップしていくというのは難しいかもしれません。

給料アップを考えるなら、一箇所の施設で数年務め、管理職などに出世して経験を積む。そして管理職として転職するといった数年単位で計画を立てる必要があるのかと思っています。

あとは独立して立ち上げるかですね。

 

お給料よりも福祉が好きなんだ!という人は転職の際、お給料面以外の魅力として以下のポイントをおさえるのが良いかもしれません。

有給取得率がそれなりにある

勤務時間が短かったり、サービス残業がない

外部・内部研修が充実している(スキルを身につける機会がある)

自身の「福祉が好き」という気持ちを高められる取り組みをしている

福祉の世界はお給料が低いですが、せめてそれ以外のところは充実したところで働きたいですよね。

 

【お給料が安い?】|福祉の世界で家庭を持てるのか

 

転職の際の心構え

特に福祉業界から福祉業界で転職を希望される人はおさえておいた方がいいことがあります。

全てが全てではありませんが、多少なりとも経営者同士は繋がりがあるということです。

協議会などの組織に入っていると経営者同士で話し合っていることが多く、横の繋がりがあったりします。

以前の職場で揉めたり、トラブルを起こして退職したスタッフのことは結構知られているのではないでしょうか。

転職しても、今までの行いは後々まで影響しかねないことは頭の隅に置いておいた方がいいでしょう。

 

今回は、【面接で何が見られてる?】|転職が多いと有利は本当か、についてお話しました。

【良い施設のポイントって何?】|施設の顔より指先足先を見る!?

少しでも、転職を考えている人の参考になれば嬉しいです。

また機会があれば、話していきたいと思います。

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